投資信託の資産運用と分配金利回り

投資信託で資産運用をするときには、分配金を得られる事も多いでしょう。分配金の頻度というのは投資信託によって異なっていますが、1年に1回のものもあれば、毎月分配のものもあります。この分配金がどれくらいの物なのかを比較する指標として分配金利回りがあります。分配金利回りというのは、基準価額に対する分配金の割合です。分配金利回りが高ければ、運用実績も高いというように考える事もできるでしょう。分配金を多くもらいたいという人であれば、投資信託を選ぶときに分配金利回りで比較していくのが良いと考えられるのです。
分配金利回りを考える上では、分配金の原資がなにであるのかを把握しておく必要があります。分配金の原資は、株式の配当や債券の利息などである場合が多いのですが、そうではない場合もありますから注意が必用です。例えば、株式を対象とする投資信託の分配金が、株式を売却する事によって支払われている場合があります。このような場合には、分配金を受け取ったとしても、その分配金は資産を取り崩しているだけで、利益ではないというように考えられるでしょう。そう考えれば、分配金が高いからと言って有利であるとは言えないでしょう。ですから、分配金を利回りで比較すると同時に、その投資信託の基準価額がどのように推移しているのかも見ておく必要があります。分配金を支払えば、その分だけ基準価額が下がるという事も把握しておく必要があるでしょう。
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